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Photo Gallery 食虫植物雑記栽培情報(Topへ)スペシャリスト列伝

N.rajahの栽培
17.02.06
袋が出来たての頃。
4ヶ月後-赤紫色に変色しました、袋の寿命は長いようです。
葉柄が楯状になる。 小苗のうちは湿度を高く。
原産地 ボルネオ島キナバル山1600〜2000m
タイプ 高山性
栽培用土 ミズゴケ・日向土
栽培方法  本種の場合ほとんどが幼苗を入手し栽培を始めることになります、現時点では大株の入手は難しいです、小さな苗のうちはミズゴケに植える方がミズゴケ自体に微量な養分を含んでいるので生育が早いですがこの種は根が異常に発達し酸素をとても好むようで株が大きくなり鉢を大きくする時は回りに日向土などの砂利を足す感じで植え替えます、根も酸素を求めて地表近くを這いまわるので浅い鉢が理想です、以前深鉢にミズゴケで植えたところ鉢底の方にあった根は全て酸欠で死に茎の途中からでた新根でかろうじて生き長らえていた状態になっていたこともありました、また水分を好む種なので潅水も多めにすることになります、ミズゴケなどの有機質の用土で植えると用土の腐敗とともにせっかく出た根も腐ってしまうのでミズゴケは初期の小苗を大きくする時だけの方が懸命です(左の写真の生ミズゴケは表面だけで中は日向土を使っています)、高山性の割に暑さには強く35℃位までなら生育は鈍くなりますが夏を乗り切ることが出来ます、湿度は高い方が生育は早いのですが夏場ムレやすいので手軽にこの種が好む環境を作る簡便な方法は深さ40cm位の発泡スチロールの底に水を張りその水に浸からないように鉢を置いて上部は開放します、回りを囲むことによって湿度を保ち、尚上部が開放されているのでムレにくく理想の環境を作りやすいです、株が大きくなると囲う必要もなくなります、順調に生育すれば5年もあれば2cmの苗が直径40cm位になることでしょう。