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兵庫県立フラワーセンター
土居寛文技師


 食虫界では知らない人は居ないほど名を轟かせた、食虫植物栽培のスペシャリスト!!
『食虫の神』とも言われ、今では、国内を代表する有名な食虫植物の栽培家です。
食虫だけではなく植物全般にわたりその栽培センスは群を抜いています。
ネペンテスの栽培においては神業。。兵庫県立フラワーセンターにてその実力を発揮し、
自生地より大きく育った桁外れの大きさの食虫植物の展示品では、趣味家
そして、研究家の度肝を抜いておりました。その後、何故か4年間、広報に配属。
復帰を心よりお待ちしておりました所、、、ついに!?再度、食虫植物の担当技師として
復帰!!
   これで4年間のブランクがあるとは思えない!!土居氏曰く、まだまだ!だそうです。     

兵庫県立フラワーセンター
http://www.flower-center.pref.hyogo.jp/



N.truncata
この個体は特に襟が
異様に大きくなるようです
袋の大きさは60センチ弱。
なぜかこの個体にだけネズミが入るそうです。
N. sanguinea
(岸野)
これはとっても色、
形の良い個体。
もう、よそでは見かけることは出来ないのでは?
とっても珍しい物です。
N. merrilliana
 相変わらず大きいですね!
この種は栽培下では、ある程度
徒長すると脇芽で更新するようです。
N.veitchii(bario)
 
色々とありました。
変異が意外と多く
集めると
面白そうですね。

N. pervillei
 直径5.6センチの苗を9年でここまで大きくされていました。多きな株が3株ありそれぞれ入手経路が違い雌雄が揃っています。国内でこの種をここまで育て上げれる方はそうは居ないはずです。
我が家でも10年経っても直径10センチ強にしか育ちません。
ポイントはとお聞きしましたら日照を強くとのこと夏は野外で雨ざらし直射日光下だそうです。
N. maxima
 スラウェシ産の個体で葉に
強く波打ちます。
今は亡き岸野氏の系統。
N. maxima
 こちらも岸野氏の系統。
やはり葉が波打ちこちらは茎にまで
筋が入ります。
スラウェシの
N. maximaの自生地は
かなり雨の少ない所で僅かな雨を効率よく
根元に導くために茎に筋が入っているのではと
土居氏が言われていました。
我が家の(wavy learf & stem)も同じ?
N. albomarginata
(green)

綺麗な緑!
N. gracillima
本物らしき個体始めて見ました。
でもN.sanguinea(black)
かも知れないとのことです。
どちらにせよとても黒く綺麗でした。
N.bongso
(Gn,Gadut産)
ここの温室夏は温度計の目盛が
43℃を指すことがあるのに
ハイランド種が
生きてます。
その代わり風通しは
抜群に良くしてあります。
N.ampullaria
(sumatra産-green)

 N.ampullariaの中でも
最高に袋付きの良い系統!
地面に出来る袋が
まだまだ盛り上がるそうです。
N. ampullaria "Cantley's Red"
 ラベルを確認しませんでしたが
この斑点の入り方は間違いなく

Cantley's Redでしょう。
袋のサイズが10cm位ありました。

N.ampullaria(斑点系)
通常の斑点系ですが強日照で辛く
(乾かして)
作ってあるので植物に
重量感が凄くあります。
N.ampullaria(hot lip)
宝石のように綺麗です。
サイズも10cmある袋もありでかいです。

N.ampullaria(red moon)
これも大きかった!自生地よりいい出来なのでは。。
N.ampullaria
(斑点系-黒いタイプ)

 通常の斑点系の色を濃くしたタイプ。
また枝が徒長しにくいようで節間が非常に詰まっていました。
栽培も少々難しいようです。
N.rafflesiana N. albomarginata
(all red)
N.sp
N. reinwardtiana に
そっくりですが
葉の付け根が
茎に沿って
降下しないところなど
別種のようです
(葉の茎とのつながり方に
注目してください。)
N. reinwardtiana
(red)
 栽培にクセがある種類だと思うのですが元気良く育ってました。
N. madagascariensis
 この種も固有種独特の難しさがありますが
見てください満開です!!
花が咲くと若干植物が弱るそうですが
それにしても見事!
夏になると野外放置するそう!
強光に当てることがポイントか?

N.ventricosa x
ampullaria

いわゆる
一正園作出の
サチコです。
N.burkei
本物がここにもありました!風通しが良ければ暑さにも耐えるようですね。
ここは徹底して水遣りは昼間にはしないそうです。ムレ防止。
現在スリランカから
リリースされましたので比較的手に入りやすくなることでしょう。

N.sp
おそらくtruncataとalataの交雑でしょう。
かかなりの
大きさになります。
N. albomarginata
(black)

上位袋ですがなんか
albomarginata
ではない気がすると
おっしゃってました。
下位袋は
albomarginataでした。
遠い過去に交雑の可能性が。。
N.ventricosa
(ポリスパス)

このventricosaは
岸野氏がポリスパス峠で
発見したとか!
袋の緑が綺麗で時間が経っても緑が色あせないタイプ。
N.xHookeriana
 
中川氏の選別品!
大きく丸い形です。
栽培は難しく
ここまでの姿に
出来る栽培下は
少ないでしょう
N. clipeata
N. clipeata
 世界一の大きさでしょう。
毎年開花するようです!雌株ですので雄の花粉があれば良いのですが、
現地では絶滅寸前で保護プログラムが組まれています。
ここでシブクロスが出来ることを期待せずにはいられません。
栽培は用土を乾かしてが基本。
温室内の風景
 日照は強いです。最低温度は16℃、温湯暖房です。
16℃でN.ampullariaなど何故こんなに立派に出来るのですか?
の問い昼間日光に良く当てて鉢内をしっかり暖めてあげることだそうです。

Sarracenia類
水盤は地面から放すことにより地熱の影響を受けず
格段に生育が違うそうです。
水管理はいつも水盤に貯めておかず
無くなっては足して乾湿をつけるそうです。
そうすることにより根が発達して風や雨でも倒れない葉を
着けさせるとのこと。
Sarracenia類
D.regia
 この種湿度要るのか要らないのか判りま
せんね。ここでは乾燥してました。
D.scorpioides
 もはやこのサイズになると
ピグミードロセラと
呼べない気がするのは私だけ?

D.hamiltonii
こちらもでかいな
H.nutans
これは。花も綺麗なので鑑賞価値も充分。
H.tatei Darlingtonia californica
夏の一番暑いときだけ
はさすがに冷房室に取り込むそうです
Cephalotus follicularis


19.02.01掲載

 久しぶりに兵庫県フラワーセンターを訪れました。
相変わらずN.clipeataとN.pervilleiの出来の良さに圧倒されてしまいました。そしてなんとN.pervilleiのシブクロスに成功したとのこと!これは世界的にも珍しいことです。
この種は只でさえ栽培困難です私の知る限り栽培品でこの植物園より立派な株を見たことがありません。
今回はN.pervilleiに特に的を絞り写真を撮ってきました。
これを見られた方が少しでも栽培のヒントを掴む事が出来ると良いのですが、、
N.pervillei
捕虫袋のアップ
 株元はこんな感じ、ミズゴケ植えです底は日向土、カラカラに乾いて葉がすぼんできたら潅水するそうです
凄い枝の出かたです。
枝の節々にロゼットを形成します
 枝は突然ビューッと伸び始めるそうです一時期は温室の端まで到達したそうです。
10年足らずでこの生育ぶりは素晴らしいです。
葉はめちゃめちゃ硬くて
プラスチックのよう。
株の全体像
株の全体像 温室の雰囲気!
どの鉢も用土はカラカラです。
驚愕の乾燥栽培!
N.pervilleiの雌花の咲いたあと。 N.pervilleiの実生苗
(現地採集の種子ではな
い所が凄い!)
N.bicalcarata x pervillei
ちょっと前に小耳に挟んだことがあるのですがゲノムがなんたらと?
難しいことは判らないのですが
pervilleiは交雑しないと聞いていましたが立派に交配種が作れたようです。
ちょっと葉がいびつなのが気になりますね。
遺伝子が安定していないのでしょうか?

このお方が兵庫フラワーセンターの
スペシャル栽培技師の土居氏です。
ここのネペンは土居氏抜きでは維持出来ないでしょう!

N.clipeata
相変らず健在でした!
 中心部から新しい芽を吹かせるために中心部の生きている葉をあえて切り取ったそう
です。中心からは脇芽が無数に出始めていました大胆なテクニックです。
N.clipeata x
merrilliana

どうやら実ったようで
すどんな個体になる
のでしょうか?
N.madagascariensis
 こちらも立派に育っています。N.pervilleiにせよN.madagascariensisにせよ
栽培にはとてもクセのある種類です。
土居氏が言われるのにはこの両者はとても日照好きとのことそれともう一つ栽培のポイントは
夏場は代謝が盛んなのである程度潅水しても差し支えはないが
代謝の劣る冬場は特に潅水に注意するそうです。
この時期に水を多く与えてしまうと植物の葉からの蒸散も少なく代謝も悪いのに
与えた水は自然に植物に入っていくそうで結果水分過多になり細胞が壊死?(弱ってしまう)
らしいです。
これは重要な栽培のヒントに間違いない!
N.ampullaria(スマトラ産)
袋が細長いタイプですが標高の高いところに自生していたらしく
寒さにも比較的強い系統です。
そして何より袋の寿命と付きが良いことがgood!

N.ampullaria(red moon)
N.ampullaria
(斑点系)
N.ampullaria(hot lip)
N.rafflesiana
これは本当にでかかったです!
N.rafflesiana
葉裏がこんなに赤い。
N.rafflesiana
これが噂の
マルディ産ラフレ
N.xHookeriana
N氏由来の
でかいタイプ
N.ampullaria x
bicalcarata

Y氏作
N.ampullaria x
bicalcarata

Y氏作
N.ampullaria x bicalcarata
これがラパです!
国内では貴重になりました
N.sumatrana
ここにあれば将来
巨大になること
間違いないでしょう!
N. khasiana
大温室で半野生化
しています
N.truncata x alata? D.regia
H.ionasii
少し毛深い?
H.nutans
こちらも乾燥栽培!
葉からの蒸散を防ぐためでしょう
ワックスが沢山のって
葉は光沢があります。
Sarracenia類
雑草がぜんぜんない!こまめに管理されているのが一目瞭然
Cephalotus
follicularis

【 お ま け 】
2004の兵庫フラワーセンターの画像が見たい方はコチラ!
(全然整理整頓はしていないのであしからず、、)

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