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Tillandsia 栽培方法


 ティランジアは北米から南米にかけての広い地域に分布しその生育環境も様々で砂漠から熱帯雨林または高山にまで色々な環境に巧みに生育しています、その数は500種以上で中でも高山に生育するタイプのティランジアは暑さに弱くとても栽培が困難です、高山に生育するタイプを除くと大まかに銀葉種と緑葉種の2通り分けて栽培することができます、現在でもティランジアについては多くの方が誤解しているようで「ほったらかしで水をやらなくても育つ」と思っている方が沢山居られます、また家の中で簡単に栽培できると思われがちですティランジアはエアープランツと呼ばれるように空気の流通を必要とする植物です、無風状態の場所ではいずれミイラになるかムレて腐ってしまいます、下記に簡単ですが銀葉種と緑葉種に分けて栽培方法を書きました。

銀葉種

 この仲間は砂漠など降水量の乏しい乾燥した地域に分布しているものが多く、厳しい環境下で生きていくために全身を密に覆った鱗片を用いて大気中の水分を捉え生育しています、またその鱗片は銀色をしており昼間の強烈な日照を反射して身を守ってもいます、銀葉種のほとんどがCAM植物(夜間に気孔を開いて呼吸し昼間は気孔を閉じたまま光合成を行う)なので夜間は葉の呼吸を促すために濡れたままの状態を避けます、風通しをよくして植物についた水滴ができるだけ早く乾く環境にしましょう、もともとが乾燥地帯に生育する植物なのでムレにも弱く昼間の高温になる時間帯の潅水も控え早朝もしくは夕方早目の潅水が無難です、少しややこしく書きましたが上記の潅水方法は失敗しにくい仕方で私の所では常に適度な湿り気を帯びた空気を動かしているので適当にしています、要は環境作りが重要で自生地の環境(谷風が吹きぬけるような)をイメージして近づける事が重要で近づけない場合は潅水方法などで補うようにします、冬場の最低温度は5℃以上あれば大半の種類が栽培できます、中には強健な種類(ウスネオイデスなど)もあり凍っても平気で野外にて野ざらしで栽培可能です。

緑葉種

 この仲間は主にジャングルや山岳の雲霧林帯のどに生育しています、株の中心部に葉が折り重り水が貯まる部分(タンク)を持ち生活します、葉種と違い一般的な植物のようにC3植物(昼間に呼吸)です銀葉種のように潅水にあまり神経質にならなくてよく2.3日に一度たっぷり潅水すればいいです、大半の緑葉種はコケむした木の枝や岩に着生し株元の用土も湿っていた方がよく栽培下では無理に着生させずに通常の鉢植えにして栽培する方が多いです、温度は低緯度に生育する種類が多いので寒さに弱いものが多く最低でも10度位には保った方が無難です。