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Photo Gallery 食虫植物雑記栽培情報(Topへ)スペシャリスト列伝

N.sp Vikingの栽培
18.02.08
原産地 タイ
タイプ 低地性
栽培用土 ミズゴケ、砂+ピートなど
栽培方法  本種は20年近く前から一部の趣味家により日本に導入されていたにも関わらずその後の導入がままならず幻のネペンとまで言われていました、N.thorelii の原形又はピンポン玉ソレリーと言われマニアに長年追い求められてきました、ここ最近タイのマーケットやタイの業者により世界中に広められつつありますが未だ種の同定はおろか自生地すらはっきりと判っていないのが現状です2.3年内にはもっと自生地等その他情報が入り名前もつくかと思います。
 このネペンテスの特徴は地下に大きな塊根を作ることです、一部のネペンテス(N.thorelii、N.kampotiana,N. rowanae)には見られるのですがこういった塊根を作る種類は限られています、この塊根は乾季や野火に耐えるためなのかどうかははっきりしませんが栽培下では乾かす必要もなく高温多湿で栽培すれば年中生育します、冬季に低温の刺激で地上部の葉を全て落としてしまうことがありますので枯れたと思って捨てたりしないようにしましょう暖かくなれば再度復活してきます、ただ低温に合わすとそのまま枯れてしまう株も出てきますので低温にさらすのはあまりお勧めは出来ません。
 これらの種類はとても脇芽を吹きやすくすぐに株立ちになります増殖も簡単で温度が充分保てれば(20℃位)挿し木により簡単に増やすことができます。
 この種は袋の形の変異が多くN.thoreliiやN.mirabilisとの交雑もかなり多いと思われますその中でも丸い袋が観賞価値が高く多くの趣味家から好まれています、また袋の持ちも良く上手く作ると20〜30個の袋を鈴なりに付けとても見ごたえの良い株に出来ます現地の方に教わった栽培のコツは腰水にして直射日光下で栽培し袋はその腰水に座らせると良く着袋するそうです、その出来かけの袋は日光には当たらないよう鉢と鉢の間に隠れるように置くと良いそうです、自生地ではブッシュなど背の低い草の中に袋があるイメージでしょうか、葉には強烈な日光を当てて袋には当てずがコツのようです。
N.sp Vikingの生姜を連想させるような塊根!
金魚のヒレを思わせるようなN.sp Vikingの袋
コロコロしてなかなか良いですこの袋。
少しずつですが袋の形が違います。
口の広いN.sp Viking
細長い袋ですN.thoreliiやN.mirabilisとの交雑種でしょうか?
ワーディアンケースにて栽培のN.sp Viking
水槽にて栽培のN.sp Viking(この種は水槽栽培に適してます)