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 11. Drosophyllum lusitanicum
(ドロソフィルムの栽培)




 ドロソフィルムは1属1種の食虫植物で原産地はスペイン、ポルトガル、モロッコで他の食虫植物と異なり生息地は乾燥した場所に生育しています。
大型になる植物で、細長い捕虫葉からは粘度の高い特異な臭いを放つ粘液を分泌し捕虫します。
 この植物は根つきが悪く植替えを非常に嫌い、また挿し木などの増殖も困難な為、主に種子蒔きからの栽培となります。種子を入手することができましたらピート+パーライト+砂利(小粒)の混合用土に
一鉢に一粒ずつ播種して腰水にして管理します。新鮮な種子であれば2〜3週間で発芽しますので本葉が5cm位になった頃から腰水栽培をやめ用土の表面が白く乾いたら潅水するように切り替えます。
置き場所に困らなければ最初から大鉢で栽培すると良いですが、そうでない場合は最初にポリポットなどの小さな鉢に種子を蒔きその後根回りを崩さないよう注意しながら大鉢に移植します。
 その後の管理は通気が良くて日照の良く当たる雨のかからない場所で栽培すればいいでしょう。
寒さにも強く無加温のフレーム等で十分越冬させることができ、上手く栽培すれば1年〜1年半で花を咲かせます。栽培維持の難しい植物なので必ず種子を採取し更新するようにしましょう。 


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