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1. Aldrovanda vesiculosa(ムジナモの栽培) 

 Aldrovanda vesiculosa(ムジナモ)は1属1種で
水中に生息する挟み込み式のハエトリソウと良く類似した捕虫葉を持った水草です。
世界にはまだ多く自生していますが、日本では絶滅し、かろうじて人工的に増殖したものが栽培されています。


最近趣味家の間では、オーストラリア産で全体が真っ赤になるタイプや
休眠しないタイプなどが輸入されています。


 一般的な栽培は、
水が溜められるなるべく大きなもの(睡蓮鉢や漬物容器、コンテナ)を用意し、
これに肥料分の少ない土(赤玉土など)を5〜10cm入れ
アシ、マコモ、睡蓮(水質浄化と適度な影を作る為)などを植え水を入れます。
ムジナモの餌となるミジンコを増やす為に稲藁などを投入してムジナモ入れてやります。
 その後の管理はできるだけマメに足し水(容器から溢れる位)をし、
アオミドロ(水質が富栄養化すると発生します)が発生したらこまめに取り除くようにします。


 ムジナモは水温が高くなる夏場が生育の最盛期で、安定した環境を上手く作ることさえ出来ればどんどん自然に枝分かれして繁殖していきます。
水温が低くなりだすと先端に冬芽を作り水底に沈んで冬を越します。
春になり水温が上昇してくると、ムジナモの冬芽は再び水面に浮かんで成長を始めます。


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