ピンギキュラ類の栽培
日本では古くからムシトリスミレと呼ばれ、スミレに似た綺麗な花を咲かせます、日本を始め世界中に分布している食虫植物で日本の高山ではムシトリスミレ(P.macroceras)とコウシンソウ(P.
ramosa)の2種が自生しています。コウシンソウは日本の固有種で、庚申山付近にのみ生育し、天然記念物に指定され保護されています。
ピンギキュラは比較的小さなスペースでも栽培ができまた増殖も簡単に出来きる為近年では多くの食虫植物の栽培家が育てております、栽培では熱帯高山性、温帯高山性、温帯低地性に分けて管理します。
1.温帯低地性
2.温帯高山性
3.熱帯高山性(メキシカンピンギキュラ)
1.温帯低地性
この仲間は冬芽を作らずに1年中成育をし、ピンギキュラの中でも栽培しやすいでしょう、年間を通じて浅く腰水にして良く日照に当てて栽培します、夏場は50%位遮光します、増殖はP.lusitanicaなど種子により雑草化する程繁殖しますが、中には人工受粉してやらないと結実しない品種もあります。
種類としてはP. caerulea P. ionantha P. lutea P. primuliflora P. pumila P.sharpii P.planifolia P.lusitanica,などがあります。
2.温帯高山性
これらの種類は冬芽を作ります(南米産の数種類は冬芽を作らず生育するそうです)、高山性の植物の為、日本の低地での夏の暑さには非常に弱く栽培も難しいでしょう、何らかの冷房装置があれば楽に夏を越すことが出来ますが、設備がない場合は遮光を強めにして通風を良くしてムレないよう管理します。
種類としてはP. alpina P. balcanica P. dertosensis P. mundii P. vallisneriifolia P.vulgaris P.macroceras P.corsica P.leptoceras P.grandiflora などがあります。
3.熱帯高山性(メキシカンピンギキュラ)
メキシコ山岳地帯の切り立った石灰岩の絶壁や木の表面にへばりつくように生育しております、雨季と乾季があり乾季には乾燥に耐える為に小さな鱗片状の葉が固まった芽を形成します、日本で栽培すると夏に生育して冬場は休眠するというサイクルで生育します、そのことを考慮すると栽培においては夏は涼しくして水を多めに与え(できることなら腰水はしない方が良い)、10月頃から春先まで
は潅水を控えて(用土がカリカリになる位)管理します、また現地の乾季では降水量は少ないですが夜間は高山の為毎日夜間は霧が発生して僅かな水分を供給しているようなので軽く霧吹きなどで表面を湿らせてやると良いでしょう最低気温は5〜10℃前後とします。
増殖は冬場に作る小さな鱗片状の葉をばらして湿った用土に置けばたくさん増やすことが出来ます。
種類としてはP. acuminata P. colimensis P. emarginata P.moranensis P.eseriana P.ehlersae P.agnata P.cyclosecta P. zecheri など、その他多くの種類があります。
|1.ムジナモ|2.フクロユキノシタ|3.ハエトリソウ|4.モウセンゴケ|5.ゲンリセア|
|6.ヘリアンフォラ|7.ネペンテス|8.ムシトリスミレ|9.サラセニア|10.ウトリキュラリア|
|11.ドロソフィルム|
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