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スペシャリスト列伝(Topへ)

15.01.07
 D.schizandraの不定芽&Cephalotus follicularisの葉挿し。

D.schizandra)

(古い葉から発生した不定芽) 
(不定芽を取り外し、活着した苗)

D.schizandraの不定芽

オーストラリア固有の熱帯ドロセラです、栽培はなかなか難しく普及していない種類の一つでしょう、高湿度、日陰で涼しいところを好みます、当農園では年中ケース内で栽培しており夏季は暑がるので棚下に移動しております、用土は生ミズゴケで植えております、増殖は葉挿し、根伏せができるようですが当方では葉挿しだけしか試したことがありません、葉挿しをする葉は古い葉よりは新しい葉の方が成功率は高いですが葉をもぎ取る為元株へのダメージが少なからずありました、この度当農園で栽培中のD.schizandraの古くなった葉(株に付いたままの)からP.primuliflora が葉から不定芽を吹くようにたくさん付けました、ある程度植物体が成熟すればわざわざ葉をもぎ取らなくても自然に増殖できるようです、発生した不定芽は取り外して生ミズゴケに植えておけば簡単に活着します。 

Cephalotus follicularisの葉挿し

 オーストラリア南西部のごく狭い地域にのみ生息する1属1種の珍しい食虫植物。ネペンテスのような捕虫嚢を持っています。袋の大きさは自生地では最大で10cm位にもなりますが栽培下では5〜6cmでしょう。この種類も高い湿度を好むので、フレームや水槽の中で密閉して栽培すると良いです、低温にも結構強く、広島では野外でも栽培可能ですが最低5℃位に加温した方が成育は良いでしょう、夏場の暑さには弱いようです、株分けで増殖するのが簡単ですが葉挿しや根伏せでも増殖できます、時期的にはこの種類の成育環境を作り易い秋から春に行うと成功率が高いようです。

(発根した様子)

(増殖中の苗)