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10. Utricularia
(ミミカキグサ・タヌキモの栽培)




 食虫植物の中では種類も多く日本にも数種類程自生しています。
吸い込み式の捕虫嚢を地下部、又は水中に持ちます。
小さいながら花は綺麗なので最近では園芸店の店先にU.sandersnii(うさぎごけ)が販売されているのを見かけるようになりました。日本には未導入の種類もまだたくさんあります。
 栽培においては次のグループに分けて管理すると良いでしょう。



1.水中性(タヌキモ類) 2.湿地性(ミミカキグサ類) 3.着生性(大型ミミカキグサ)



1.水中性(タヌキモ類)

 水中に浮遊するタイプで水槽、桶、水がめ、などに水を貯めて日の当たる場所で栽培します。
水質管理が重要になり水質が富栄養化しすぎるとアオミドロが大量発生して見た目にも悪く生育にもあまり良くないので、定期的に水を交換したり、葦などの他の植物と一緒に栽培して自然浄化したりします。



2.湿地性(ミミカキグサ類)

 湿地帯に自生するタイプで鉢にミズゴケ、又はピートなどで植え腰水栽培します。
大半は放任栽培で種子、又は株分かれにより自然増殖する種類ですが、中には維持するだけでも困難な種類があります





3.着生性(大型ミミカキグサ)

 着生するタイプで木の幹や岩などにへばり付くように自生しており、
その大半が高山性のものが多く、栽培の困難な種類が多いいです。
しかしながら、これらのタイプは大型の花を咲かせるものが多く、栽培してみたくなる種類でしょう。これらの種類は地下部がけっこう発達し、根が酸素を多く要求しますのでピートや砂利系の用土を使わない方がよいでしょう。生ミズゴケなどに軽く植え込む様にして生ミズゴケが元気に生育するのを目安にして栽培するようにします。また花を咲かせる為には年中温室内で加温して管理するよりも5〜10℃位の低温にあわせてやると咲きやすくなるようです。
増殖は種子、株分け、根伏せなどで行います。

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